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Sumire

Author:Sumire
札幌生まれ札幌育ちの道産子。道内公立高校を卒業し、2010年1月渡米、スペイン語を専攻し、2013年12月卒業。
趣味は外国語の勉強とタップダンスと行き当たりばっ旅。在学中に4つの外国語を学び、アメリカを拠点に6カ国で生活しました。座右の銘は「思い立ったが吉日」今日も気ままに生きてます。


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正規留学 vs 交換留学

一昔前までは限られた一部の人にしか与えられない特権だった留学も、
今では誰でも手を伸ばせばつかむことのできるチャンス。
でも選択肢が広がったからこそ悩むこともある。

留学したいんです、という高校生と話すときよく聞かれる質問の一つが、
「4年行く(正規学部留学)のと1年行く(日本の大学に進学して、交換留学プログラムを利用する)のとどちらがいいか」というもの。

個人的な経験からは4年行くのを勧めたくなりますが、どちらの方がいいという絶対的な答えはありません。
人によって求めていることが違うでしょうから、当然、導き出す答えも違ってきます。

でも、経験する前から全てを予測できるわけではもちろんないし、
先入観や先生/両親の意見で決めてしまうよりは、
実際に留学した人の体験談(意見ではなくて)を聞いて、
最終的に自分で決めるということが大事なんじゃないかなと思います。
(そしてどちらを選んだとしても、その機会をどれだけ活かせるかというのは自分次第なのですから。)

***

私は「留学するなら正規留学」と最初から思っていたので、
「4年か1年か」ということについてはあまり深く悩むことはありませんでした。
一応、日本の大学のこともさらっと調べて、交換留学という選択肢もあるんだということは認識していましたが。

私が正規留学を選んだ主な理由は、

・北米の大学のシステムの方が自分に合う
・海外の方が飽きない(何が起こるか想像もつかない感じがいい)
・英語を完璧にしつつ他の外国語も勉強できる(※あくまでも当時の希望的観測)

…というようなことだったと思います。

中でも一番大きかったのはシステムの違い。
日本の大学は入学する前から学部と専攻を決めなければならなくて、学部の変更も編入も難しい(ですよね?)。
アメリカ(とカナダ)は教養課程でいろいろな分野の勉強を経てから専門課程に入るシステムで、
途中で専攻を変えることも、転校・編入も比較的簡単。

まだ何を勉強したいのかわからなくて、しかも気が変わりやすい私は、
北米の大学の方が自分に合うだろうなと思ったのです。
そしてそのシステムの恩恵を享受できるのは正規留学の方で、交換留学ではできなかった。

海外の大学は卒業が大変(=勉強が大変)だという話はよく聞いていましたが、むしろそういう環境の方が、
自分のしたい勉強に集中できていいだろうな、とも思いました。
(逆に日本の大学に行ったら勉強できないと思ってましたが、今考えると先入観に縛られていたんだとわかります。)

でも100%の確信と目的を持ってやってきたわけじゃない。
海外に行くことを考えることの方が、日本に留まることを想像するよりも、わくわくした。
究極的には、ただそれだけだったんです。
楽しそうだと思ったから。

渡米してからもうすぐ3年になりますが、じゃあ実際のところはどうか…という話はまた明日。
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大学進学までの道のり その2

これまでは毎日9時〜16時まで予定が決まっていて、スケジュールに従って付いていけば良かったのが一転して一ヶ月まったく自由の身に…。
ギャップに戸惑いながらも、やることたくさん、この期間にスペイン語も少しは上達すると良いな。


さて、昨日の続き。
出願先を7校に絞ったところで、次は実際の手続きについて。


2. 出願方法の調査・出願手続き

一般的な出願方法は、大学検索のページや本にも説明が書いてありますが、個々の大学の正確な最新情報を手に入れるのはその大学のホームページが一番。

たいてい、"Admission" → "Apply" → "International Applicant Information"
"International Admissions" "How to Apply" などのページに、必要な提出物と期限が書いてあります。

ちなみに…
"domestic students" (国内の学生) と "international students" (留学生)、"exchange students" (交換留学生) など生徒の種類によって手続き方法や提出フォーム、期限が違う場合がほとんどなので、注意が必要。

もっと言うと、"early decision" (第一希望の大学であることを示し、合格すれば必ず入学するという前提で一般より早めに出願する)、"regular decision" (一般出願) など出願方法によっても期限が違います。

…わからないことは留学の専門家か、大学に直接メールで聞くのが一番。笑



さて、出願に必要なものは大学によって違いますが、私のリストはこんな感じでした↓

【必須】
- Application Form または Common Application
- 高校の成績証明書(英文)
- 推薦状(英文、通常2通)
- TOEFL(英語の技能テスト。詳しくは次回に)
- Application Essay(英文のエッセイ。たいていトピックが与えられる。)
- 銀行の残高証明書(英文)

【その他】
- Statement of Purpose(なぜその大学に行きたいか、何を学びたいかなど目的についてのエッセイ)
- 他の資金証明(源泉徴収票など)
- SAT I(読解・作文・数学の試験。センター試験のようなもの。詳しくは次回)
- 現在までの活動記録(部活動やボランティア活動など)
- Writing Sample(高校で書いた英文のエッセイや小論文のサンプル)

【完全に任意】
- 自分の高校の紹介文(高校・学科の特徴や市内でのランキングなど)
- 数学のテストの英訳(私は高校で数学 II B をとらなかったので、数学の単位が足りないということになりかねないと気づき、アメリカに比べていかに数IAのレベルが高いかを示すためにテストの英訳を送りつけました。笑)

さらに、奨学金の申し込みのために、あらゆる資金証明の書類を翻訳するはめに。


うーん、なんだかこうしてリストアップするとすごく大変そうに見えますね(笑)
一つ一つやっつけていけば、できないことはないです。ははは。
慣れない翻訳に泣いたりわめいたりしながらも何とかやり遂げました。

テストの受験を含めて、準備は10月から2月くらいまでかかったと思います。



日本の大学を受験しなかったので手続きの比較ができませんが、合否を分けるものは、

1. 高校の成績
2. エッセイ

じゃないかと思います。あとは、最低限のTOEFLのスコアがあること。

比較的、アメリカの大学は「入るのは簡単で卒業が難しい」と言われているので大丈夫です (?)。



さてと、リストの一番上にある、肝心の [Application Form] については少し説明が必要かもしれません。

今は(2009年の情報ですが)ほとんどの北米の大学が "Common Application" という制度を採用しています。
Common Application は、ひとつの共通の出願フォームで複数の大学に申し込めるオンラインのシステム。

まずホームページでユーザー登録したあと、
共通のフォームに必要事項を記入(氏名住所、高校の成績、活動記録、出願する大学の名前、などなど)。
そしてそれぞれの大学に個別に求められる追加フォームを記入。
エッセイを添付し、出願料を払い、オンラインで提出。
順番はあまり関係ありませんが、ざっとこんな流れです。

推薦状もオンラインで提出できるようになっています。
(これがなかなか複雑で、高校の恩師にお願い&やり方を説明するのに苦労しましたが…)



出願した後は、大学に直接「出願フォームを送ったので何か足りないものがあったら教えてください」とメールしておきました。

エージェンシーを通せばそういうやりとりも翻訳も全部プロがやってくれます。

でも、大学のホームページの解読も、入学事務局とのやりとりも、奨学金の交渉も、ややこしいフォームの記入や翻訳も、そのあとの留学生活に欠かせないスキル。

手探りで大変でしたが、英語の勉強にもなったし、合格を手にした時の実感…感動はとても大きいものでした。
(結果は7試合中3勝3敗1引き分け。)


明日はTOEFLの勉強について書こうと思います。¡Hasta mañana!


Out of Comfort Zone: 留学という選択

"Go out of your comfort zone" という表現があります。

"comfort zone" とは、居心地の良い場所、安心していられる場所のこと。

Get out, break out, step out, など動詞は様々ですが、
要するに 自分の殻を破る ということ。

そして自分の世界を広げるということ。


留学は、だから、怖いけれど、すごくわくわくする。


***

時間を数年前に戻して、アメリカの大学に留学するまでの長〜い道のりを振り返ってみようと思います。
(たぶん数回に分けて書きます。長くなるので。)

私はエージェンシーを通さずに出願したので「誰にも頼らず一人で準備した」と言われがちですが、その表現はまちがい。

本当のことに言えば、頼れる人全員を頼って、使えるもの全部使ったので、エージェンシーに任せず "自分で" 大学の調査、受験勉強、出願手続き、奨学金の申請、合格後の手続き、全部どうにかなったのです。
準備に関わって、手伝っていただいた人の数は数十名以上。

アメリカ(かカナダ)の大学に進学しようと決め、2009年9月の入学を目指して準備を始めたのが2008年の夏。
やらなきゃいけないことは山ほどありました。

まずは、
1. 北米の大学の調査、出願する大学選び
2. 出願手続き方法の調査
3. 受験勉強(TOEFL, SAT)


1. 北米の大学の調査、出願する大学選び

なぜ北米を選んだか、という話から簡単に。

英語圏の大学と一口に言っても国によって大学の制度は様々で、
だいたいイギリス系の大学(イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、etc.)は日本と同じように入学と同時に専門課程に入るのが普通。学士課程の期間は3年。

一方カナダの場合は1年間、アメリカに至っては2年間「教養課程」という期間があり、入学時に専門を決める必要がないところがほとんど。

私はしばらくフラフラしていたかったので(笑)北米を選びました。

さて、アメリカとカナダに標的を絞ったところで、大学の数は合わせて4000以上。
その中からいったいどうやって自分に合った大学を選んだらいいのか。

まず最初に頼ったのは、すでにアメリカの大学に留学していた日本人の友達。
「大学どうやって選んだの〜」とメールし、役に立つサイトを教えてもらいました。

そのサイトというのはこちら:
College Board - College Search
Princeton Review - School Search

どちらも久々に開いたら、デザインが変わって見やすくなってます^^
ちなみに Princeton Review は毎年北米の大学ランキングを発表している会社です。

さて。
こういう類いの大学検索ページに行くと、まず、
● 2年制か4年制か
● 公立か私立か
● 小規模(2000人以下)、中規模(2000-15000)、大規模(15000以上)
● 共学、女子大、男子大
● 所属する教会

などを選択し絞り込み検索ができるようになっています。

「北米の大学」というだけで、場所も、専攻も、何も考えていなかった私は、ここで一度ストップして、
どんな選択肢があり、自分はどんな大学に行き、何を勉強したいのかを真剣に考えなければなりませんでした。(当たり前だけど。)

他にも大学検索のできるサイトはたくさんありますが、中には、高校時代の成績や部活動、興味のあるスポーツなどなどを記入すると自動的に自分のレベルと興味に見合った「お勧めの大学」を表示してくれるサイトも。
確か Princeton Review のサイトにそんな要素があったような。


もうひとつ大学を絞る上で鍵となったのが、資金援助の制度。

授業料と寮費を合わせて、どんなに安くても年間100万前後〜500万かかるのですが、そんなお金は残念ながらどこにもないので、「留学生にも奨学金がある」という条件で探していきました。

20にも30にも及ぶ条件に沿ってふるいにかけ、まず40〜50校までに絞りこみました。


上記のウェブサイトと同時進行で参考にしたのが、大学ランキングとプロフィールを掲載した "College Guide"。
Barron's Profiles of American Colleges
Fiske Guide to Colleges

ここで大学のランキングや特徴、生徒の評価を調査。

20くらいに大学を絞り込んだ後は、それぞれの大学の公式ホームページを見て、どんな授業があるか、寮はどんなところか、などなど細かい情報を調べました。
というよりも見ていたのは、ホームページの作りや情報の公開度、アクセスのしやすさ。
そして質問をこしえらえては admission office(入学事務局)や教授にメールを送り反応を見ました。

出願するかしないかを決める上で決定的になったのは、

☆私のメールに対する対応
(素早く丁寧に答えてくれるところは、入学後もいろいろな問題に親切に対応してくれるはず)

☆アメリカ人のアドバイス
(友達にリストを送り、それぞれの大学についての意見を聞きました。ちなみに今私が通う大学はもともとリストに含めていなかったものの、友達に「ここも受験したら?」と勧められた大学。)

4年間を過ごす大学。実際に見に行くのが一番だけれど、資金的にも時間的にも難しい。
そんなとき、私とほぼ同時期に大学進学準備をしていたアメリカ人の友達のアドバイスは、本やホームページからは得られない貴重な情報で、本当にありがたかったです。


そうして出願する大学を7つに絞りました。アメリカ6校、カナダ1校。


実際の出願手続きは? 次回へ続く。。。



カルチャーショックとホームシック 理論編

外国に行ったときのカルチャーショックには段階があるそうです。
3段階とか、5段階とか、いろいろバージョンがありますが、簡単にまとめると:

ハネムーン期間(何もかも楽しい、全てがバラ色、思わずスキップして歩いちゃう)

崩壊期間(何もかも嫌、全てが灰色、もれなくホームシックがついてくる)

交渉・調整期間(帰ろうか、留まろうか、どうしてくれようか、悩みに悩み試行錯誤)

講和成立・順応期間(自文化も他文化もありのまま受け入れられ、どちらにも適応できる)

※ちなみに名前は勝手に訳して適当につけたので、詳しく知りたい方はとりあえず Wikipedia の「Culture Shock」をご参照ください→http://en.wikipedia.org/wiki/Culture_shock#cite_note-0


高校時代の二度のカナダ留学は、期間が短く、頼れる姉や一緒に経験を共有する友達がいたので、大きなカルチャーショックもホームシックもありませんでした。
渡米して大学に入学した後も1学期目はとにかく勉強に必死で、外界から隔たれた寮生活のため、やっぱりカルチャーショックもホームシックも付き合ってる暇がありませんでした。

初めて危機に陥ったのは大学の夏休み、トロントでの4か月。
当時を振り返ると見事にカルチャーショックの4段階モデルにあてはまっています。


【ハネムーン期間】
トロントでのインターンシップが決まったのは夏休みに入る数日前。
トロントは高1のとき以来で、まさか戻れると思っていなかったので、決まった時は本当に嬉しかったです。
オフィスまでの行き方を書いた地図を、まるで宝物の地図のように胸に抱きしめて(笑)うきうき歩いていったら、約束の時間より1時間近く早く着いてしまいました。

周りになーんにもない大学のキャンパスから出て都会に来るのも新鮮で、買い物ができるのも嬉しいし(本当に大学では修道女のような生活なのです)。
仕事を覚えるのも楽しいし。天気も良いし。ホストファミリーも良い人だし。
まるで街全体が私に微笑みかけているよう(*^^*)
やっぱりトロント大好き♪♪♪と思わずスキップしながら街を歩くハッピーな毎日が2〜3週間続いたのでした。

【崩壊期間】
トロントの生活にも慣れ、以前の新鮮さをなくす頃、それ(ホームシック)はやってきました。

「何をしていても、どこにいても楽しい」という時期から一転、何をしていても、どこにいても不愉快。

排気ガスで空気は悪いし、人ごみは疲れるし、地下鉄は汚いし、照りつける太陽は熱すぎるし、スーパーの空調は効きすぎてるし、ホストママは酒飲みだし(失礼)、いちいち知らない人が話しかけてくるのに付き合うも面倒だし、ナンパをあしらうのももっと面倒だし、日本食レストランのレベルは低いしパンは飽きるし、シャワーだけじゃキレイになった気がしないし!
と不満つらつら。日本は何てキレイでおいしくて快適で良いところなのかしら。
あーあ。

「何でここにいるんだろう、もしかして日本に帰った方が良かったのかな」という気持ちが大きくなり、どんどん悪循環に陥っていきました。
仕事はある程度順調でしたが、たぶんそれ以外で心を許せる友達がトロントにいなかったから、ひどくなっちゃったのかもしれません。
朝起きるのが辛く、夜一人で眠るのが怖い。休日も何だか外に出るのが億劫。
泣きながら母に電話する毎日が…3〜4週間くらいですかね、続きました。

【交渉・調整期間】
こんなんじゃダメだ、と思いました。
どうにかしないと、と。
グーグルで「ホームシックを乗り越える方法」と検索して他の人のブログを読んでみたりもしました。

そして、トロントに留まるか、日本に帰るか、考えました。

インターンシップも、1週間くらいなら休みもいただけるでしょうし(無責任)、飛行機に乗りさえすれば日本に帰れるんです。船で外国に渡った時代とは違うんですから。

それに、本当にダメだったら、仕事をやめて、帰ることもできる。(超無責任。けど体調と心調を崩してしまったらしかたがない。)

それで、何で自分がトロントに来たかったのかを考えました。
自分で、日本に帰るのと、トロントに来るのと、選択肢がある中で、こっちを選んだ。どんなことを期待していたのか、何を得たかったのか。

一言で言えば、「海外に住み、働く」ということを経験してみたかった。
その「経験」というのは、辛いことも楽しいこともひっくるめての経験、だと思いました。
今あきらめたら、私は結局それを知らないまま終わってしまう、と。
泣いても笑っても4ヶ月しかないのに。

トロントでがんばろうと決めました。
ただ生活するだけじゃなくて、ちゃんとこの場所で生きたいと思いました。
たとえ短期間でも。

そこにいる人たちと関わって、もっと街を知って、楽しみたい。
とりあえずダンススタジオを探しました。大好きなタップダンスができるように。
それから、ホストファミリーと出かけたり、スタッフの皆さんとも一緒に食事したり、デートにも応じ。
お金がないのでかなり節約してましたが、ちょっとだけ解禁。

そんな感じで平和交渉、晴れて講和成立。

【順応期間】
結局「居場所がない」と感じるとホームシックになるのかもしれませんね。私はそうです。
だから自分が動いて、居場所を作ればいいんだと思うようになりました。
カナダも日本も大好き、トロントも札幌も私のhome、そう思えるようになった頃にはすでに夏休みも終わり。

無事アメリカへの帰途につきましたとさ^^






カルチャーショックとホームシック 入門編

チリへ発つのが1週間後に迫ってきました。
内心かなりビビってる私。
そんな気持ちを察してか、お世話になっている教授から
「外国では、『悩むより慣れろ』ですよ」
とのお言葉をいただきました。

何がそんなに不安って、やっぱり住み慣れた日本とも北米とも違う、今までで一番「異質」な世界に飛び込むのが怖いのです。地球の裏側だし。(そしてそんな場所で初めてのフィールドリサーチをやり遂げられるのか、という不安も。。。)

でもよく考えてみれば、カナダやアメリカだって「地球のあっち側」だし、その場所を第二の故郷と感じるまではそれなりの時間がかかり、それまでは十分に「異質」だったわけです。
人は自分が知らないものを恐れる。
私はチリのことを十分に知っているという自信がないから恐いのでしょう。
治安のことも、食べ物も、天候も、マナーも、スペイン語も…(これを書く暇があったら勉強しろって話ですね。)

前置きが長くなりましたが、そういうわけで今日はカルチャーショック入門編(?)。
カルチャーショックと一口で言ってもその形は様々。
ポジティブな経験もあればネガティブな経験もある。ただの驚きで済むこともあれば、感嘆することも、嫌悪感をともなうことも、価値観が大きく揺すぶられることも。

人間の営みなんてきっとどこも根本的に変わらないと思う一方、国や社会によって「常識」ってものが全然違うことに気づく。
(それで思い出したアインシュタインの有名な言葉→「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことを言う」)

外国に行ったばかりの頃感じたカルチャーショックの中で、たぶん一番衝撃が大きかったことを3つ挙げてみます。


☆ロンドンで差し伸べられた手☆

初めての外国・イギリスに降り立った日のこと。重いスーツケースを引きずって空港からホテルの近くまで地下鉄で移動し、駅に着いて地上に出る階段を上がろうとした時に、どこからともなく青年が現れ私のスーツケースを持って階段の上まで運んでくれました。一緒にいた父は私がスーツケースと苦戦していることにも気づかず一人でさっさと階段を上がってしまったというのに!!

後ろの人が来るまでドアを開けて待っていてくれたり、重い荷物を持ってくれたり。日本でもそういう優しい方はいますが、そういうことができる人って日本では「優しい」とプラス評価。イギリスやカナダ、アメリカ、ラテンアメリカではできて「当たり前」なので、できないとマイナス評価。

周りの人を思いやる行動が身に付いていて、自然とできるのって素敵だなと思いました。


☆メキシカンガールの抱擁☆
初めてのホームステイ in トロント。私がステイしていた家に、ある日メキシコから18歳くらいの女の子がやってきました(ひとつのホストファミリーに2人以上の生徒が同時にステイすることはめずらしいことではありません)。
リビングにいた私を目指してだだだっと駆け寄ってきて、あっけにとられている私の反応をよそにハグ&それで終わらずのけぞって避けようとする私の頬にキス。

今でこそハグ大好きですが、当時はまだハグにも慣れていませんでした。過激な挨拶にあまりにショックを受けたので、前後の出来事が記憶にありませんが、とりあえずホストママとその子が私の狼狽ぶりに爆笑していたのを覚えています。とほほ。

挨拶のマナーの違いって本当におもしろいですよね。それに加えて、身体的な距離に対する感覚の違いとでも言いますか、どこから「近すぎる」と感じるかって人それぞれだし、文化それぞれ。
何かものすごい至近距離で話されると、本人にはそれが「普通」でも、日本人な私はさりげなーく距離をとります。ごめんね。


☆"He likes boys"とゲイパレード☆

アルバータに留学中、仲が良かった男友達がほとんど全員ゲイで、そのうちの一人を指して "He likes boys. 知ってた?" と聞かれたことがありました。
知ってたので驚きませんでしたが、ゲイとレズビアンの割合の多さと、そのオープンさに少なからずショックを受けました。

「オープン」というのはつまり、親や友達も知っているし、堂々とデートするし、街中でキスするのを目撃するのもめずらしいことではなく、同性の相手をナンパしている光景もめずらしくない。
そして街角にはゲイの象徴・レインボーフラッグがなびく。
年に一度は各都市で大々的なゲイパレード(プライドパレード)が行われる。トロントとバンクーバーで三度見に行っていますが、すごい迫力。

偏見や差別が全くない訳ではありません。むしろ、同性愛に反対する人は堂々と批判するし、同性愛者やそれをサポートする人たちは堂々と権利を主張するのが、日本と少し違うところでしょうか。

私の本拠地(?)マサチューセッツも同性婚が認められている数少ない州の一つで、通っている大学も女子大のためレズビアンはめずらしくありません。セクシュアリティを生まれ持ったものと考える人もいれば、自分の意志で選択するものだと考える人もいる(そして好奇心か必要性に駆られて女の子とデートし始める。これはここだけの話)。


理解したいから、拒絶せず、まず受け入れようと試みる。けれど受け入れられないこともある。
あなたならどこで線を引きますか?

続く…。

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