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Sumire

Author:Sumire
札幌生まれ札幌育ちの道産子。道内公立高校を卒業し、2010年1月渡米、スペイン語を専攻し、2013年12月卒業。
趣味は外国語の勉強とタップダンスと行き当たりばっ旅。在学中に4つの外国語を学び、アメリカを拠点に6カ国で生活しました。座右の銘は「思い立ったが吉日」今日も気ままに生きてます。


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外国語で本を読む。

昨日から一週間の春休みに入りました♡
最近は少し暖かくなったかと思えばまた氷点下に冷え込む日もあり、春はまだまだ先のようですが。

人気がなくなって静けさの漂うキャンパスではいつもより少しゆっくりと時間が流れているように感じます :)

***

春休みだし、ちょっとは勉強の息抜きをしたい!と思って
前回宣言した通り(笑)アルケミストを読んでみることにしました♡
休み明けにポルトガル語の中間試験があるし、良い勉強になるでしょう。





図書館にもポルトガル語版の本があるのですが、昨日と今日は閉まっているので、
グーグルで "O alquimista" と検索してみるといとも簡単にPDF版が見つかりました。

本で読むのに比べると読みづらいけど、まいっか。

星の王子様を読んだときのように、ノートに文章を書き写して、わからない単語と文法を調べて…と勉強する気満々で(試験があるし)、
ノートと辞書と参考書とパソコンを持ってカフェに行ったのですが、
書き写す作業が非常に面倒くさくなってしまいまして(笑)
いいや、その過程はスキップして、ひとまず目を通してみよう、と読み始めました。

当然わからない単語や構文がたくさん出てくるわけですが、
思ったより理解できるんですね。
I understood more than I had given myself credit for.
自分の力を見くびっていたというか。

ベーグルを食べるため両手が塞がっていたので辞書を引くのも面倒で(笑)
わからないことは後で調べればいいや、と思い、
そのまま読み進めることにしました。

辞書を引くのはどうしても知りたい単語だけにとどめて、
参考書で文法や構文を調べる前に文脈から意味を推測することにして、
当初の「勉強する」という目的は早々と捨て、今の自分が文脈だけを頼りにどれだけ読めるか試す機会と決めました。

で、わからないなりに最後まで読み切ったのです。
途中で何度も休憩をはさみ、所要時間は約10時間。

読み進めてみると、最初はイマイチ意味がつかめなかった単語や文の構造も、繰り返し違う文脈での使われ方を目にすることで、最後にはそのほとんどが理解できるようになっていました。

何より「本を一冊読んだ」という達成感と自信!
(PDFだと感慨に欠けますが。)

***

外国語で本を読む、という考え自体 intimidating と感じる(壁が高くて挑戦するのにも気が引ける)人が多いようです。

でも自分のレベルに合うか、それよりほんの少し上の本で成功体験を重ねていくと、外国語で読むというのがちっとも怖くなくなるのではないかなと思います。

最初に読む本としてお勧めなのは、
・絵本、児童文学
・読み切りの短編小説
・自分の専門分野の入門書
・すでに日本語訳を読んでストーリーを知っている小説
・自分が好きな日本語の小説の翻訳
などなど。

短めで、わりと簡単な文で書かれていて、自分の興味がある内容の本がいいと思います。

英語だったら、英語学習者向けでレベル別の "Penguin Readers" などのシリーズもお勧めです。

外国語の本を探すなら、こんなサイトもあります ↓
英語教材・英語の本を扱うサイト:http://www.eltbooks.com/home.php
イタリア、スペイン、ポルトガル語の本の専門店:http://italiashobo.com/hq/index.php

みなさんもぜひお試しあれ☆
次は何を読もうかな…

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愛の言葉

ロマンス語。

その名前を初めて聞いたとき、

ロマンスの言葉?ロマンチックな言語ってこと?恋人たちが話す言葉?

と恥ずかしげもなく思いました。

調べてみるとロマンス語と愛のロマンスとは何の関係もなく、
ラテン語の口語(俗ラテン語)に起源をもつ言語のことだとわかりました。
フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語などがその代表です。

愛とは何の関係がなくても(笑)ロマンス語は本当に美しいと思います。
音も好き。見た目も好き。
大学に来た当初、私はロマンス語を専攻にするつもりでした。

…ということで(どういうわけか)、

今学期ポルトガルの授業を取り始めました♡

***

"What?? Because you want to learn all the existing languages in the world?"

と、友達には笑われましたが。

ただ私は、
「ポルトガル語やろうかな」と思い立ったが最後、
「じゃあ今からやろう」と。

探してみると、待っていましたとばかりに私にぴったりのクラスが見つかったのです。

【Elementary Portuguese for Spanish Speakers】

素敵すぎる。
ポルトガル語をやるなら、スペイン語と比べながら勉強した方が、断然早いはず。

「授業を取らせて下さい」と教授にメールを送り、
人気の授業だから入れる保証はないよと言われましたが、
授業では一番前の席に座り、熱意を伝え続け(笑)無事にスポットを確保しました。

***

この授業の好きなところは、全部ポルトガル語でおこなわれるということ。
いわゆる "イマージョン"(その言語に浸かる)というアプローチです。

部分的にそれを取り入れる教授はたくさんいますが、初級レベルでそれを徹底するのは簡単ではありません。

私は外国語を長く勉強していますが、今になって初めて、
「全く勉強したことのない言語を、他の言語を介さずにその言語で学ぶ」という体験をしています。

これ、けっこうショッキングなできごとでした。

私はポルトガル語を聞いたこともそれまでほとんどなかったし、
ましてや長時間耳を傾けたこともない。

でも最初の授業の日、教授が1時間ポルトガル語でしゃべり通したとき、

…すごい。
別の言語で、全く違うのに、言ってることがわかる。

これはいったいどういうことなの?!

もとをたどれば同じ言語。
誰かが「ロマンス言語は方言程度の違いしかない」と言っていましたが、
案外、真実をついてるのかも。

私たちと同じ道を辿った(スペイン語を勉強してからポルトガル語を勉強した)ことのあるその教授は、「理解するのは割と簡単だろうけど、話したり書いたりできるようになるのは努力が必要だから、がんばって」と。

努力しますとも♡

ポルトガル語は、こんなにスペイン語に似ていますが、
発音はどちらかと言えばフランス語に近く、
文法はどちらかと言えばイタリア語に近い。

そう、ポルトガル語を初めて注意深く聴いたとき、
スペイン語にフランス語をふりかけてやわらかくした感じだと思いました。
スペイン語の角がとれて丸くなった感じ?

というのはブラジルで話されるポルトガル語の方で、
ポルトガルで話されるポルトガル語はまた少し発音や文法が違うことも知りました。

何はともかく、「ポルトガル語を学ぶことは、スペイン語を学ぶことでもある」のだと教授が言っていました。

二つの言語の違いを知ることで、スペイン語のこともより深くできる。

だから、スペイン語を専攻する者としては、その過程でポルトガル語を学ぶのは理にかなっているという結論に至りました。
これで正当な理由ができた。笑

***

新しい言語を学ぶのって、新しい世界がぱーっと開けていく感じがして、好きです。
たぶんその感覚がけっこうクセになっていて、やめられないのかも。

新しい言語を学び始めるのに、別の言葉を「マスター」している必要なんかない。
そんなの一生かかってもできないのだから、待たずに始めた方が良い。
というのが私の哲学で、
今学期はスペイン語と韓国語とポルトガル語の勉強に精進します。


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