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Sumire

Author:Sumire
札幌生まれ札幌育ちの道産子。道内公立高校を卒業し、2010年1月渡米、スペイン語を専攻し、2013年12月卒業。
趣味は外国語の勉強とタップダンスと行き当たりばっ旅。在学中に4つの外国語を学び、アメリカを拠点に6カ国で生活しました。座右の銘は「思い立ったが吉日」今日も気ままに生きてます。


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Home sweet home.

新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2年ぶりの日本でのお正月!と楽しみにしていたのに、
旅の疲れと、家に着いて、無事に年が明けてほっとしたのと、
気がゆるゆるになった瞬間にバンクーバーで姉にしこまれた風邪菌にノックアウトされました。
まだ初詣にも行っていません…(泣)

それはさておき、本題のhomeについて。
昨日の夜、偶然テレビでPico Iyer の「故郷とは何か」というタイトルのTED Talkを見ました。
旅とは何か。故郷とは何か。
とても考えさせられる内容だったので、プレゼンの一部を紹介したいと思います。

***ここから引用***

出身はどこですか?という質問はとても単純なものです。
でも今の時代、単純な質問に対する答えがどんどん複雑になっています。

私も出身地をよく聞かれます。聞いた人はインドという答えを思い浮かべています。祖先や血筋という点では、まさにその通り。私は100%インド人です。でも生まれてから1日たりともインドに住んだことはありません。22,000以上あるインドの方言のうち、単語ひとつすら話すことができません。なので自分をインド人だと言う資格はないと思っています。

出身を尋ねる質問が、「どこで生まれ、育ち、教育を受けてきたのか」という意味であれば、私の出身はイングランドという 小さくて変な国です。でも、大学を卒業してすぐにイングランドを離れましたし、子どもの頃はずっと、教科書に出てくる古典的なイギリスの英雄と見かけが全く違うのはクラスで私だけでした。

出身を尋ねる質問が、「どこで税金を払い、病院や歯医者にかかるのか」という意味ならば、私はアメリカ人ということになります。小さな子どもだった頃から、もう48年間にもなります。でも、長年にわたって、定住外国人であることを示す、顔のところに緑の線が入った変なピンク色のカードを携帯しなければなませんでした。長く住むほど、外国人なのだと強く感じていますが…(笑)

では、もし出身とは「心のもっとも奥深くにあり多くの時間を過ごしたい場所はどこか?」という意味ならば、私は日本人です。この25年間、できるだけ多くの時間を日本で過ごしてきました。でも、私はいつも観光ビザで入国していますし、多くの日本人は私のことを同朋だとは思いたがらないでしょう。

こんな話をしたのは 自分の経歴がいかに時代遅れで単純なものかということを強調したかったからです。

香港やシドニー、バンクーバーに行くと、そこで出会う子どもの多くは私よりもずっと国際的ですし、多くの文化に接しています。彼らには、両親とつながった故郷のほかに、自分の配偶者や恋人に関連する故郷、その時たまたま住んでいる場所も故郷でしょうし、住みたいと思っている場所も故郷です。他にもたくさんあるでしょう。

彼らはいろいろな場所のかけらを手に取り、それをステンドグラスのように組み立てながら人生を送ります。
彼らにとって、故郷とは進行中の作品なのです。常にアップグレードし、改善や修正を加える、プロジェクトのようなものです。

多くの人たちが、故郷は土壌(soil)ではなく、魂(soul)とつながった場所だと考えています。もし突然誰かに、「故郷はどこですか?」と聞かれたら、私はいとしい人や親しい友人、いつも頭の中にある曲のことを考えます。

***ここまで***

4年間のほとんどをアメリカとカナダで過ごし、
"Where are you from?"ほど単純そうで複雑な質問はないのだと知りました。

その質問ひとつで、その人の人生を垣間見ることができることもあるし、
傷つけてしまうこともある。。

それでも私は無神経に聞いてしまうし、
私自身、同じ質問を何度も聞かれました。

私は、"Where is your home?"と聞かれると、
今でも戸惑います。
たった4年間日本を離れていただけで、です。たかが4年、されど4年。

もっと困るのは、"Where do you live?"(どこに住んでいるの?)という質問だったりします。
私は、今ここにいる場所がホームだよ、と答えます。
「そういうことじゃなくて、つまり君はどこに住んでいるの?」と聞かれます。
わかってもらえても、もらえなくても、こうして旅を続ける限り、
私はその答えにうまく答えることができません。
"Nowhere"(どこでもない)とでも言っておけばいいかな。

***

Pico Iyerによれば、自分の国を離れて暮らしている人の数は現在2億2千万人に達するそうです。

「古い国民国家の枠組みを超えて生活する人の数は、ものすごい速さで増えています。
この12年で6,400万人も増えました。じきに、アメリカの人口よりも多くなるでしょう。
すでに、地球で5番目に大きな国が作れる人数です。実際、カナダ最大の都市であるトロントの一般的な住民は、以前は「外国人」と呼ばれていた、違う国で生まれた人たちです」

そういう生き方を、既存の価値観にあてはめて考えるのではなく、
「故郷」「Home」に対する考えを、生き方に合わせて変えるべきなんだと思います。


「「どこから来たのか」よりも、「どこへ行くのか」ということの方が、はるかに重要な時代になりました。
より多くの人たちが、過去と同じぐらい、現在や未来に軸足を置いて暮らしています。
故郷というのは、ただ自分が生まれた場所というだけではありません。故郷とは、本当の自分になれる場所なのです」


Picoさんは旅と故郷について、こうも言っています。

「でも移動にはひとつ大きな問題があります。動き回っていると、自分の居場所を知るのがとても難しいのです。(中略)でも、立ち止まってこそ行く方向が分かるのだと思います。そして人生や世界の動きから一歩脇にそれてこそ、何が一番大切なのかが分かり、故郷を見つけることができるのです」

「移動というのは 素晴らしい特権です。祖父母の時代には、考えもつかなかったようなことが、たくさんできるようになりました。
でも移動が意味を持つのは、帰り着く故郷があってこそです。つまるところ、故郷というのは、ただ休むための場所ではなく、よりどころとして立ち止まる場所なのです」


そうか、旅は、立ち止まってこそ意味がある。
帰る場所があるから、意味がある。
でも私のホームはまだ work in progress です。それでいいんだ。

***

今年、私は地球一周の旅に出ます。
立ち止まることも大切にしながら旅をしようと思います。


※プレゼンのビデオはこちら:ピコ・アイヤー:「故郷とは何か」
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